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モモ
保健師
ウェルビーイングについて発信。自治体で保健師20年余。早期に卒業。人生の目的:幸せ(ウェルビーイング)。ウェルビーイングは研究がなされ、エビデンスがある。それらを学び、幸せを育みながら生きて行きたい。私自身、半径5mの人がより幸せになれるように。思春期の娘2人。夫婦共に一人っ子。介護をする日も近いと覚悟している。

「同士少女よ敵を撃て」に心を持っていかれた。

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モモ

2022年本屋大賞・アガサクリスティ賞受賞作。
オーディブルで聞きました。
聞いている最中も、読了後も、
心を持っていかれ続けています。

(ネタバレ注意)

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本から作者の平和への思いが伝わってくる。

「奇しくも時代性を持ってしまった」と作者。
「ウクライナに抵抗を呼びかける物語に読めるかもしれないが、戦争はおびただしい死と怒り、憎しみ、悲しみしか残さないと一貫して述べた」と言う。

豊かではないけれど、自分の役割を必死で果たそうとしながら、あたたかい村人たちと穏やかに暮らしていたやさしい少女。第二次世界大戦でドイツの侵攻により母と村人達が惨殺された。その怒りと復讐を目的に厳しい訓練に耐え抜き、やさしい少女は計算高く有能な狙撃兵となってしまう。仲間や友人の死を乗り越え、自らも多くの人を殺した。多くの人生を狂わせ、自身も深く傷つき戦後も長く苦しむ。

今、起こっている戦争においても、兵士・住民のひとりひとりに生活、物語がある。人生がある。それが大きく変わっていく。美しく平和な街が地獄のような街に。穏やかな生活が壊される。人々の夢も努力も泡のように消える。やさしいロシアのお父さんが非道な兵士になってしまう。

タイトルの「敵」とは。本当の敵は。敵でも味方でも、大切な人を殺した人でもない。戦争だ!この物語は作者の反戦物語だ。

<受賞後の作者のスピーチ>

私の心はロシアによるウクライナ侵略が始まった2月24日以降、深い絶望の淵にあります。(略)ウクライナの市民、兵士、あるいはロシアの兵士が、どれだけ亡くなっていくのだろうと考え、私自身が書いた小説の主人公セラフィマがこの光景を見たらどう思うのだろうと考え、悲嘆にくれました。小説の中で情熱を傾けたロシアという国名に対して一体何を思うべきなのか、終始考え続けました。

(略)

ニュースに耳をよく傾けたとき、プーチンではないロシア、というものを、ほんとうに少しながらその姿を見いだすことができることに気づきました。

(略)
戦争に反対する運動に加わったことによって、これまでに拘束された1万5千人以上のロシアの人々と、戦争反対の署名に自らの名を書き連ねた100万人以上のロシアの人たちを支持し、ロシアという国名を聞くたびに、私はその人たちのことを考えたい、そう思うようになりました。
(略)
長期拘束の危険をおかし、あるいは最悪の場合、戦地に行かされる可能性があるにもかかわらず立ち上がった人たちのことを私はロシアととらえたいし、その小さな声に耳を傾け、忘れないようにしながら、その声をできるだけ増幅させていきたい。そのように考えています。

(略)
私の描いた主人公セラフィマがこのロシアを見たならば、悲しみはしてもおそらく絶望はしないのだと思います。彼女はただ一人、あるいは傍らにいる誰かと町に出て、自分が必要とされていると思ったことをするのだと思います。なので私も、絶望することはやめます。戦争に反対し、平和構築のための努力をします。それは小説を書く上でも、それ以外の場面でも、変わりはありません。

朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASQ465W6KQ46UCVL03K.html

作者は今の戦争において、ロシアの人々を思い、心を痛めている。私も小さな声を上げている人たち、恐怖に縛られ小さな声を上げることもできないけれど、苦しんでいるロシアの人々にも心を寄せたい。悪いのはロシアの人々では絶対にない。

少女と、同世代の我が娘たちが重なる。

ウクライナとロシアの人たちの・・・なんだろう言葉にできない。
平和を祈りたい。

私は、何ができるのか。。。

もうひとつ

「許す」ことの大切さは理解しているつもりだが、その難しさを感じた。

家にいる時と車の中はイヤホンで、だいたい何か聞いています

本だったら、何度も読むのは難しいけれど、

Audibleなら、少しずつ聴き進んで、

あっという間に読了

バタバタの毎日で、読書ができなかったけれど、

いろいろ読めるようになって幸せです

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