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私が一番大切にしている「OKボタン」の話

桃木亜子です。

今日は、私が一番大切にしている
OKボタンの話。

「子どものいいところ?
正直、今はちょっと…」

そう言うお母さん、たくさんいます。

反抗的な言葉をぶつけられて
部屋に閉じこもられて

いいところを探す余裕なんて
ない、って。

それは当然だと思います。

OKボタンとは、
自分や子どもの
強みや良いところに注目すること。

「ダメなところを直さなきゃ」ではなく
「ここが素敵だな」「ここが強みだな」
そこに目を向けることです。

OKボタンを押せるようになると
不思議なことが起きます。

子どものいいところが
どんどん見えてくる。

見えてくると
子どものことが可愛いと思えてくる。

そうなると
子どもも少しずつ柔らかくなる。

子どもがお母さんのことを
好きになっていく。

気づいたら
家の中が温かくなっている。

「最初は子どものいいところなんて
全然見えなかった」

そう言っていたお母さんが
少しずつ変わっていく。

子どもの表情が
ふっと緩む瞬間がくる。

私はその瞬間を
何度も見てきました。

最初は難しくていい。

見えなくていい。

一緒に練習していきましょう。

このメールを読んで
何か感じたことがあれば

返信という形で
聞かせてもらえると嬉しいです。

わかってる、でもできない

桃木亜子です。

「子どもを信じること」
「人と比べないこと」
「おやつをつままない」
「うたた寝しない」

「わかってるのにできない」こと。
それ、
どうすりゃいいのってことを書いてみます。

「子どもを信じて見守りましょう」
「比べるのはやめましょう」
「子どもの話は最後まで聞きましょう」

SNSでも子育て本でも
よく出てくる言葉。

…知ってます。
そうできたらいいってことは
わかってるんです。

でも、できない。

甘いもの絶ちも
断酒も
夜ふかしも

しちゃいけないって
わかってる。

でも、ついつい。

だから、
いつまでも続く。

「わかってること」と
「できること」の間には
大きな溝がある。

その溝を埋めるひとつの鍵が、
つながること。

傷を舐め合っても仕方ない
という人もいるけれど、

人と人とのつながりって
すごいパワーがある。

依存症の治療の中心でもあるくらい。

心理学って面白いなと思うのは、
そういうことを教えてくれるから。

今「できない」からって
あきらめなくていい。

「わかってること」と
「できること」の溝を埋めるということを、

今、制作中の講座の中心に据えて、
試行錯誤しながら作っています。

これからも
「わかる」と「できる」の溝を埋めるべく
一緒に進んでいきましょう!

このメールを読んで
何か感じたことがあれば
返信という形で
聞かせてもらえると嬉しいです。

よかれと思って(前編・後編)

桃木亜子です。

以前、あるお母さんが
話してくれた時、
胸がざわっとしたことです。

きっと、あなたの中にも
何か引っかかるはず⋯。

※個人が特定されないよう
内容を変えてお伝えします。

その方のお子さんは
学校に行かなくなって
長い時間が経っていました。

少しずつ回復してきて
家族とは団らんできるように
なっていた。

でも、お母さんがずっと気になっていたのが
髪のこと。

お風呂に入っていない日が続いて
髪はベタベタ。

「髪がきれいになれば
気分も変わるはず。
外にも出られるかもしれない」

そう思って、
睡眠薬で眠っている間に
子どもの髪を切ったんです。

お母さんは美容師さんでした。

元気に学校に行っていた頃の
彼に戻ったようでした。

とても似合っていました。

お母さんは、
これでまた、
学校に行けるようになるかもという期待を持ちました。

でも⋯
翌日。

部屋から
息子さんの叫び声が聞こえました。

そして部屋で暴れました。

それから、また
誰とも一切話をしなくなりました。

お母さんの気持ちは、わかります。

毎日、彼の髪を見ている苦しさ。

きれいにしてあげたいという
気持ち。

でも
たった一度の
「よかれと思って」が

積み重ねてきた信頼を
一瞬で壊してしまった。

息子さんにとっての
その意味を、

次のメールで
お話ししますね。

このメールを読んで
何か感じたことがあれば
返信という形で
聞かせてもらえると嬉しいです。

━━━(後編)━━━

桃木亜子です。

叫び声をあげて
それから話さなくなった
あの息子さんの続きです。

今日は、
それが息子さんにとって
どんな意味だったのかを
お話ししますね。

子どもはだいぶ回復してきた。
伸びっぱなしの汚れた髪を切ったら
気持ちが外に向くんじゃないかしら。

お母さんの気持ちは
わかります。

でも、
息子さんにしてみたら⋯

眠っている間に
勝手に髪を切られた。

これはものすごく
大きな脅威だった。

この家では気持ちを許したら
自分の気持ちは
無視される。

息子さんが
そう感じたとしても
不思議じゃない。

積み上がっていた信頼が
一瞬で崩れた瞬間でした。

極端な話だなと
思われたかもしれません。

でも、これって
私がすごく意識している
バウンダリー(心の境界線)のお話です。

髪を切るタイミングも
外出するタイミングも

決めるのは
子ども自身です。

よかれと思っては
お母さんが決めることじゃない。

子どものことは
子どもが決める。

子どものことをする時は、
同意が必要。

昨日のお弁当箱を
カバンから出すのも

お部屋の掃除も

子どものこと。

子どものことをする時は
同意が必要です。

信頼は、
少しずつしか積み上がらない。

でも崩れるのは、一瞬です。

バウンダリーは
信頼を積み上げてくれます。

このメールを読んで
何か感じたことがあれば
返信という形で
聞かせてもらえると嬉しいです。

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